ライダーバトル用ルール

ルール原作者(敬称略):江島研究室・中川教授 ◆66P1d6yM
現在の管理:ビートル
最終更新:06/03/05
その1:ライダーのデータ作成について

注:このゲームでは6面体サイコロを使用します。
表記上ではXD6(6面体ダイスをX個)とさせていただきます。
また、小数点は切り捨てです。

「その2:モンスターのデータ作成について」に進む→
「その3:戦闘ルールについて」に進む→

●目次●

■ライダー作成ルール
▼≪戦闘力≫
▼≪カードデッキ≫

最初から持っているもの
 ●アドベントカード
 ●ファイナルベント

武器として装備するもの
 ●ソードベント
 ●シュートベント
 ●スイングベント
 ●ホールドベント
 ●ストライクベント

回避達成値を上げるもの
 ●ガードベント
 ●クリアーベント

ライダーの能力値に影響するもの
 ●トリックベント
 ●ナスティベント
 ●ターボベント
 ●ギャンブルベント

カードに影響するもの
 ●コンファインベント
 ●フリーズベント
 ●コピーベント
 ●スチールベント
 ●コントラクトカード
 ●ユナイトベント

移動に影響するもの
 ●サーチベント
 ●ブラストベント

特殊・分類不能
 ●リフレクトベント
 ●ドレインベント
 ●ストレンジベント
●オリジナルカード作成ルール

▼≪モンスター≫
●アドベントカードによるモンスター戦闘

■サバイブ
●モンスタードライブ
▼サバイブ専用能力
●カード強化

■オルタナティブ作成ルール

■おまけ:サンプルキャラクター
■おまけ・その2


ライダー作成ルール

ライダーの基本となる能力値は、≪戦闘力≫≪カードデッキ≫≪モンスター≫の3つです。
≪戦闘力≫は、ライダー本人の直接的な強さ。
≪カードデッキ≫はカードの種類の豊富さや各カードの強さ、そして枚数。
≪モンスター≫はライダーが契約したモンスターの強さになります。
新規作成するライダーは、この3つの能力値に 【30点】 を振り分けます。
この時の能力値の最小は6、最大で14となるように振り分けてください。
また、最大で5点までをライダーのHPに追加しても構いません
ライダーの初期HPは【10点】です。

  例:新たにライダーになった、仮面ライダー刃襲。これから彼のデータを作成します。
  新人ライダーながらも、強力なモンスターの力を得て戦う設定にしたので、
  ≪戦闘力≫に8、≪カードデッキ≫に8、≪モンスター≫に14と振り分けました。
  HPにポイントを割り振らなかったのでHPは10に決定です。


次に、バイザーの設定を行います。
武器となるカードを使用していない場合に攻撃する場合は、バイザーで攻撃することになります。
とは言っても、バイザーの名称と射程距離(のうちどれか一つ)を選択するだけです。

  例:刃襲のバイザーの設定をします。イメージは、鋭い爪が3本ある手甲です。
  名称を「襲召刃・ブレードバイザー」とし、射程は近を選択しました。


≪戦闘力≫
戦闘力とは、直接ライダー同士で戦闘する際に使用する能力値です。
≪戦闘力≫は、<攻撃力><防御力><運動性>の3つに分かれます。

 <攻撃力>は、ライダーが相手に攻撃する際に使用する能力値です。
 攻撃の命中精度や威力、相手の思考を読んで不意を突くなど、あらゆる攻撃パターンを含みます。

 <防御力>は、ダメージを軽減する打たれ強さです。
 軽い攻撃なら傷一つ付かない装甲、強力な攻撃を受けても立ち上がるタフさなどを表します。

 <運動性>は、イニシアティブや移動、攻撃を回避する際に使用する能力値です。
 超人的なスピードやジャンプ力、感覚器官の鋭さをフル活用しての超回避などを表現します。

ライダーは、この3つの戦闘用能力値に 【≪戦闘力≫点】を振り分けます。
この時の戦闘用能力値の最少は2、最大で6となるように振り分けてください。

  例:仮面ライダー刃襲。彼の≪戦闘力≫は8なので、戦闘用能力値に8点を振り分ける
  事になります。しばし考えた結果、<攻撃力>に2、<防御力>に2、<運動性>に4
  と振り分けました。回避力を上げて、攻撃力はアドベントカードで補う作戦です。
  しかし反面、防御力が低いので一発を喰らうと脆いでしょう。


≪カードデッキ≫
カードデッキとは、龍騎最大の特徴であるカードバトルに欠かせない能力値です。
この能力値が高いと、種類が豊富で威力の高いカードを何枚も所有できるでしょう。

ライダーは、【≪カードデッキ≫点】分のカードポイントを持っており、
そのカードポイントを支払ってカードを所有し、行使することが出来ます。
同じカードを複数枚取得することも可能ですが、一枚一枚個別に点数を支払ってください。
また、最低でもアドベントカードとファイナルベントカード以外にも2枚はカードを必ず所得してください。

以下にカードの種類を挙げます。

アドベントカード  必要点:0
契約済みのコントラクトカードがアドベントカードと呼ばれます。
モンスターと契約したライダーは必ず所有しています。このカードは無条件で取得できます。
戦闘時に使用した場合、モンスターの<シンクロ>ターンの間、ライダーの代わりに
戦闘を行ってくれます。
<シンクロ>ターンが過ぎると、モンスターは戦闘から離脱します。
アドベントを使用してもそれ以前に使用していた武器カードは残ります。
またシンクロ点分の期間が過ぎていない契約モンスターを
カード交換をせずに戻す事も出来る事とします。

ファイナルベント  必要点:0 射程:近か中か遠か、どれか一つを選択すること  タイミング:能動
次の攻撃フェイズで、モンスターとライダーの合体による必殺攻撃を行います。
そのとき【≪モンスター≫÷2】点分、ダメージが上昇します。
このカードはモンスターと契約した時点で自動的に取得できます。(1体につき1枚)
ファイナルベントは、余分にポイントを消費する事で
・1ポイントごとに1ダメージ増加(最大3ポイント)
・1ポイントごとに射程距離の一段階追加(最大2ポイント)
・<攻撃力>の上昇(最大3ポイント)

のオプションを選択可能とします。(選択した場合は、その旨を必ず表記してください。)
※ただし、総計として3ポイントまでしか消費出来ません。
ファイナルベントは一枚につき一回限りの使い捨てです。

特記事項として、ファイナルベントを使用した際、
「その試合中に使ったカードの数」分だけ攻撃達成値が上昇します。
(最大で+3まで、かつファイナルベント自体はカウントされない。)

  例:モンスターに追い詰められ、ファイナルベントで一か八かの賭けに出る牙襲。
  この時点で使用したカードは”ソードベント”2枚と”ガードベント”1枚の、計3枚です。
  合計で3枚使っているので、ファイナルベントの攻撃達成値に+3される事になるます。

ソードベント  必要点:1〜3 射程:近
モンスターの尻尾部分が剣となってライダーの武器となります。
支払ったポイント分、攻撃達成値が上昇します。なお形状は刃物であれば自由です。
また、ソードベントを装備する事によって防御時に[受け]を試みる事ができるようになります。
[受け]を宣言することによって、支払ったポイント分回避達成値を上昇させることができます。
ただし、受けを試みて対決に負けた場合、即座にソードベントは吹き飛んで使用不可になります。
[受け]が可能な攻撃は「無手、バイザー攻撃、ソードベント、ストライクベントホールドベント」のみです。
*ただし、射程延長したストライクベントの中距離からの攻撃は「受け」ることができません。
近距離からの場合のみ「受け」が可能です。

シュートベント  必要点:1〜3 射程:中〜遠
モンスターの腕部や脚部が銃となってライダーの武器となります。
支払ったポイント分、攻撃達成値が上昇します。

スイングベント  必要点:1〜3 射程:中
モンスターの尻尾部分が鞭状となってライダーの武器となります。
支払ったポイント+1点分、攻撃達成値が上昇します。
ただしスイングベントによる攻撃は、ダメージが−1されます。

ホールドベント  必要点:2 射程:近〜中
モンスターの体の一部が変化して、ヨーヨー型となりライダーの武器となります。
支払ったポイント分、攻撃達成値が上昇します。クリアーベントとの併用が唯一可能な攻撃カードです。
クリアーベントとの併用時には[受け]は不可となります。
ダメージを受けるとクリアーベントは消滅し、併用していたホールドベントも共に消滅します。

基本的に仮面ライダーは、ソード、シュート、スイング、ホールドの内、
どれか一種類しか所持することが出来ません。
それでも複数種類所持したい場合は、追加1種類につき1ポイントを支払ってください。
例:ソード、シュート、スイングを所持したい場合は2ポイント余計に必要です。

ストライクベント  必要点:1〜4 射程:近(近〜中)
モンスターの頭部が武器状となってライダーの武器となります。
支払ったポイント点分、<攻撃力>が上昇し、かつポイント分対象の<防御力>を無視します。
ストライクベントによる攻撃は、
「攻撃達成値と回避達成値が同じ場合であってもストライクベント優先で攻撃成功」とします。
なお、余計に1点支払う事により射程を近〜中に延ばすことが可能です。
射程を延ばした場合の中距離からの攻撃は[受け]ることが出来ません。

ガードベント  必要点:1〜3 使用能力値:<防御力>
モンスターの腹部が盾となってライダーを護ります。
このカードを使用している場合は、<防御力>の能力値で”回避”を行うことが可能です。
また、支払ったポイント分回避達成値が上昇します。
ただし1回の使用でガードベントは吹き飛んで効果は消滅します。
ガードベント使用時は、「超回避」オプションを選択できません。
ガードベントを使用してもそれ以前に使用していた武器カードは残ります。

クリアーベント  必要点:4
自らの姿を透明化させ隠すことで、敵の攻撃を回避しやすくします。
回避達成値に+2の効果となりますが、攻撃によりダメージを受けると消滅します。
また、ホールドベントとの併用が可能ですが、ダメージによりホールドベントも共に消滅します。
なお、超回避との併用はできません。

トリックベント  必要点:4 
使用者が分身や幻覚によって敵を惑わします。
使用すると<攻撃力><運動性>が三倍になります。
また、武器カードとの併用が可能です。(ストライクベントの攻撃力+効果も三倍になります)
このカードの使用者は攻撃オプション・『隙狙い』で攻撃する場合、
[<攻撃力>を−6するごとに、相手の<防御力>を1点無視]しなければいけません。
トリックベントは一枚につき一回限りの使い捨てです。

ナスティベント  必要点:2〜6 
対象の動きを束縛します。
このカードを使用すると、次のターンまで対象の<攻撃力><運動性>を払ったポイント2点につき1点減少させます。
ナスティベント効果中に別のカードをベントインした場合、即座にこの効果は消滅します。
ナスティベントは一枚につき一回限りの使い捨てです。

ターボベント  必要点:3
このカードを使用すると、『攻撃力+2・運動性+1』か『攻撃力+1・運動性+2』のどちらかを選択して上昇します。
但し一端決めると戦闘中に変更はできません。

ギャンブルベント  必要点:5
使用した場合1Dを3回振り、出た数字にモンスター修正を加えた数が攻撃力・防御力・運動性の値となります。
(この時振り足しはできません)一度使用するとカードは消滅しますが、この効果は戦闘が終了するまで続きます。
他のカードを使用しても影響はありません。このカードはモンスター使用することが可能です。
ただし、ライダーは≪戦闘力≫にモンスター修正なく10ポイント以上配点していることが必要です。
モンスターも≪戦闘力≫に10ポイント以上の配点をしていなければ使用することはできません。
*本戦では「天からの贈り物」でしたが、エキシ使用に際してはルールが変更となりました*

コンファインベント  必要点:5
相手のカードを打ち消します。
このカードを使用すると、対象がベントインしているカードを一枚だけ無条件で打ち消します。
打ち消されたカードは効果を発動することなく使用済みとなります。
打ち消すカードはコンファインの使用者が指定することが出来ます。
コンファインベントは一枚につき一回限りの使い捨てです。

フリーズベント  必要点:4
相手のモンスターの動きを封じこめます。
このカードを使用すると、
相手のモンスター或いはユナイトモンスターを無条件で場から下げさせます。
このカードで下げられたモンスターのアドベント
或いはユナイトベントは使用済みになります。
なおファイナルベントを打ち消す事も可能です。
フリーズベントは一枚につき一回限りの使い捨てです。

コピーベント 必要点:2/4/6
相手の一部のカードをコピーして同じ能力を得ます。
2点版のコピーベントのコピー出来るカードはソードベントストライクベントシュートベントスイングベントホールドベントです。
複合カードは複写できません。
また、現在使用されているカードしかコピーできず、自分のカードもコピーできません。
4点版のコピーベントは、武器カードが複合されたカードの複写が可能になります。
6点版のコピーベントはそれに加え、相手のHP以外のステータスを複写します。
ただしステータスの複写は2Tしか持続しません。
2Tが過ぎると通常のステータスに戻ります(コピーした武器はそのまま残ります)。
コピーベントカードは、相手の武器カードに成り代わりますので、コピーの能力はその時点で消失します。

スチールベント  必要点:7
相手の一部のカードを「奪取」します。
つまり、相手の強力なカードを奪いつつ自分の戦力にすることが可能になります。
奪取出来るカードはソードベントストライクベントシュートベントスイングベントホールドベントです。
それら以外が複合されているカードは奪取できません。
また、現在使用されているカードしか奪取できません。
奪取したカードは普通のカードと同じように、別のカードをベントインするまで使用することが出来ます。
スチールベントは一枚につき一回限りの使い捨てです。

コントラクトカード  必要点:特殊
モンスターと契約するカードです。

元契約モンスターとのコントラクト
必要ポイントは契約するモンスターの≪モンスター≫÷2(端数切り上げ)です。

モンスターのポイント配分は以前の契約時と同じで変える事はできません。

作成点奇数の契約モンスターはコントラクトポイント切り上げの分作成点+出来る。
また特性が付いてない場合はつけられる


契約した時点で、このカードはそのモンスターのアドベントカード
初期化されたファイナルベントカードになります。
ファイナルベントは射程距離、オプションは初期化されますので、射程距離は自由に、
オプションはポイントを支払うことで新たに設定しなおしてください。
ただし、ファイナルベントのオプション追加はコントラクトした時点でのみです。
その他に手に入るカードは元のライダーが使っていたものです。
レベルの変更、オプション削除、追加などの改造は一切できません。
元のライダーの「カードデッキ」から直接取得する、とイメージしてください。
それぞれにポイントを支払うことで取得できます。
ファイナルベントのオプション追加はコントラクト時に限定されますが、
それ以外のカードは後にポイントをためて取得することが可能です。

非契約モンスターとのコントラクト
必要ポイントは≪戦闘力≫+HPに振ったポイント)÷2(端数切り上げ)です。
≪モンスター≫に使えるポイントはコントラクトポイント×2です。
ステータスを白紙に戻し契約モンスターのとしてステータスの再構成をします。
この時再構成はモンスターのPLに意見がある場合それを優先し、
なるべく非契約時のデータに近い形で構成してください。
追加できるカードはそのモンスターが持っていた特殊能力で、
特性に使っていたポイントは新しいカード取得のためのフリーポイントとなります。

ユナイトベント  必要点:なし
契約したモンスターを合体させます。多重契約した場合自動的に取得できます。
使用したら「ユナイトしたモンスターのアドベントカード」と同様の効果として扱います。
つまりユナイトベントを使用したらユナイト化モンスターに自動的にタッチ&その時初めてユナイトFVがデッキに追加されます。
この効果は戦闘中ずっと続きますが、他のモンスターのアドベントファイナルベントを使う場合、合体は解除されます。

「合体モンスターの作成方法」
一番ポイントが多いモンスターが素体となります。ポイントが同じ場合、元からいるモンスターが素体となります。
素体となるモンスター以外の契約モンスターそれぞれの作成点÷4が素体モンスターの作成点にプラスされます。
防御力は(巨大のボーナス含めて)8までしか振れませんが、その他は制約はありません。
合体すると、攻撃達成値が常に+1されます。(HPを削って+4にする事も出来ます)

例:王蛇の素体モンスターは5000AP=10ポイント。
それ以外のモンスターの作成点は8÷4=2×2なのでHPが4ポイントUPし、能力値に4ポイントの余裕が出来る。
つまり、王蛇の合体モンスターのAPは7000なのだ。

「合体モンスターの特性」
合体すると各モンスターの特性が合体したモンスターに集まります。
高速移動は2回、融解は4回、吸血は2回まで重ねることが出来ます。
高速移動が重なると最大+4まで出来るようになり(6ポイントとして計算)
融解が重なると威力が強化され、最高8ポイント分の物にする事が出来ます。
吸血が重なるとHPが2点回復するようになります(8ポイントとして計算)
シンクロよりも必要点が多くなっても構いません。
ただし、新しい特性を取得する場合は特性のポイントを上回る必要があります。
巨大飛行射程無視アドベントブレイクは重なる事はありません。

「ライダーへの影響」
合体モンスターの新しいファイナルベントが追加されます。
一番ダメージの高いファイナルベントに素体となるモンスター以外の契約モンスターの数ポイントを振ったものが、
合体モンスターのファイナルベントです。(オプションも強化できます)
このファイナルベントは攻撃達成値が常に+1されます。(カードを何枚使っても+3までです)
また、合体する事によってモンスターの能力値が上がった場合、ライダーの戦闘力も上昇しますが、
21以上になっても+3にはなりません。
なお、ユナイトベントがコンファインベントによって打ち消された場合、このFVは使用不能になります。

サーチベント 必要点:2点
上空からの偵察によって周囲を把握します。
ポジショニングを有利に運べるため、移動フェイズの際、移動達成値に1点追加できます。

☆移動達成値が+される場合の移動判定(HPを削る高速移動を除く)においては
移動達成値と阻止判定が同点の場合は1距離の移動成功とします。
+1で移動成功の場合は1距離、+2以上で移動成功の場合は2距離以内とします。
これは移動達成値+を効果を有するするバトラー及び対戦者の両方の移動判定に適応します。
適応:モンスター特性飛行 サバイブ効果モンスタードライブ 仮面ライダーθのサーチベントベントイン時

ブラストベント  必要点:2  タイミング:能動
一瞬で相手を好きな距離に吹き飛ばす事ができます。
このカードを使用したら、相手との距離を即座に近・中・遠のどれか好きな間合いに移動させることが出来ます。
ブラストベントは一枚につき一回限りの使い捨てです。

リフレクトベント  必要点5 タイミング:受動
このカードを使用して攻撃の[回避]に成功した場合、攻撃を仕掛けた側にダメージを与える事ができます。
ダメージは「1D6+相手のカードなどによる修正」とします。
ストライクベントなどの副効果も全て跳ね返ります。超回避との併用は可能です。
リフレクトベントは一枚につき一回限りの使い捨てです。

ドレインベント  必要点:2
使用している間一時的にモンスター特性の「吸血」を使えるようになります。主に武器カードと複合して使用されます。
1点でもダメージを与えるのに成功した場合、無条件でHPが1点回復します。この能力は宣言する必要もありません。

ストレンジベント  必要点:5
このカードを使用した場合、
1D6を振って出た目に応じて補助系カード(1から順に、コンファインコピーフリーズトリッククリアー、スカ)の効果が発揮されます。
効果持続時間などはそれぞれのカードの効果に従います。
スカが出た場合は自分自身が1ダメージを受け、カードの効果は終了です。


なお、1度使ったカードは一度ミラーワールドから脱出して、また侵入し直さない限り使えません。
効果の持続しない(使った瞬間に消える)カードは
ファイナルベント ・トリックベントナスティベント ・コンファインベント ・フリーズベント
スチールベント ・ブラストベント ・リフレクトベント

の8つです。(現時点)
また、Lvの高いカードや特性を持っている場合低いものとして使用する事が出来ます。
例えばコピーベント6を所持している場合、コピー4として発動させる事も可能です。

 例:刃襲の≪カードデッキ≫は8。低めなのでバリエーションは少なくなりそうです。
 まずはソードベントに2点支払って「ソードベント2:ブレードナックル」を取得します。
 このカードを使用すると攻撃達成値が2上昇します。1枚だけでは辛そうなので、
 同じカードをもう一枚取得します。これで残りのポイントは4。
 考えた末、「ガードベント2:鋼体鉄壁」「トリックベント1(必要点2):バーサーカーフェイズ」
 を取得しました。これでポイントは0。あとは無条件のアドベントカードとファイナルベントを
 取得して終了です。カードのバリエーションが少ないので、戦術的に苦戦させられそうです。


オリジナルカード作成ルール
上記のアドベントカードの効果をいくつか組み合わせて、オリジナルのカードを作成することも可能にします。
ルールが多少煩雑なので、ルールに詳しい方以外は避けてください。

カード作成ルールとしては
1・複合する能力に必要なポイントは全て支払うこと。その上で複合するために、さらに1ポイント支払うこと
2・総計ポイントを必ず5点以下にすること。(複合に必要な1ポイントも含まれる)
3・射程やタイミングがあるカードは、その射程/タイミングが一致しなければ複合できない
  (つまり、シュートベントとソードベントなどは複合できない事になります)
4・アドベントカード、ファイナルベントはどのカードとも複合できない
5.同一カードの複合はできない
  例:ソード3+ソード1(複合ポイント+1)=ソード4(ポイント5)など

を必ず守ってください。

  例:ここで攻撃と防御に際立って役に立つカードを作成することにします。
  ソードベントとガードベントの複合品を作成します。
  ソードベントに必要なポイントは1〜3。ガードベントも1〜3。
  これを最大で4(プラス複合に必要な1)ポイント以内で振り分けることになります。
  あまり強力すぎてもポイントが厳しいのでソードベント2、ガードベント1にします。
  必要なポイントはこれで3。それに複合に必要な1ポイントを合わせて合計で4ポイントになります。
  ガードベントに射程は関係ないので、これで作成完了です。
  あとは好きなカードの名称をつけて完成です。ここではアームドベントと名付けました。

  記入例
  「アームドベント(ソードベント2+ガードベント1):手甲刃盾」


≪モンスター≫
ライダーの契約しているモンスターを作成します。基本的にライダー一人につき契約モンスターは一体です。
≪モンスター≫は、<戦闘><防御力><シンクロ> の3つに分かれます。
<戦闘>は、ライダーの<攻撃力><運動性>を兼ねたもので、どちらの判定にも使用できます。
<防御力>はライダーの能力値と同じです。

<シンクロ>は、ライダーの命令をどれだけ聞くのかといった意味を持ちます。
アドベントカードを使用してモンスターを召喚した場合、<シンクロ>ターンの間だけ
ライダーの命令を聞いて、ライダーの代わりに相手を攻撃、もしくはライダーを庇ったりします。

モンスターは、この3つの能力値に【≪モンスター≫点】を振り分けます。
この時の能力値の最少は2、最大で7となるように振り分けてください。
なお、モンスターのHPは≪モンスター≫点です。

仮面ライダーは、モンスターが強化されればされるほど自身の能力も上昇します。
このため≪モンスター≫÷7点分、ライダーの戦闘能力値が上昇します。

なお、契約モンスターはモンスター作成ルールにあるモンスター特性を所持することができます。
特性は≪モンスター≫<シンクロ>点の範囲内で取得できます。

  例:仮面ライダー刃襲の契約モンスターはブレードベア。鋭い刃を持った熊のモンスターです。
  刃襲の≪モンスター≫は14なので、モンスター能力値に14点を振り分ける事になります。
  刃襲は<戦闘>に6、<防御力>に4、<シンクロ>に4と振り分けました。
  強力な戦闘力を持ち、かつ刃襲に従順なモンスターとなるでしょう。
  ブレードベアのHPは≪モンスター≫と同じなので14点になります。
  そして、この強力なモンスターと契約している刃襲の戦闘能力値は、全て+2されます。
    <シンクロ>に4振っているので、この点の範囲内でモンスター特性を取得することができます。

もし、契約モンスターが死亡した場合、ライダーはブランク体となって、
アドベントカードを全て失い、代わりに「ライドセイバー(ソードベント1)」を1枚だけ使用出来ます。
さらに、モンスターによる能力値ボーナスを失うどころか戦闘能力値全てに−1されてしまいます。


アドベントカードによるモンスター戦闘
カード使用フェイズでアドベントカードを使用すると、契約したモンスターがライダーのすぐ傍に現れます。
モンスターの登場する距離は、召喚したライダーと同じ所になります。
処理が煩雑になるため、便宜上モンスターが移動すればライダーも共に移動することにします。
(モンスターが遠に移動したらライダーも一緒に遠に移動します。)

アドベントカードをベントインしている最中は、攻撃や回避、移動など全ての行動はモンスターが行う事になります。
攻撃のダメージやナスティベントの効果なども全てモンスターが請け負います。
ライダーが自分の契約モンスターを庇う事は出来ません。
またシンクロ点分の期間が過ぎていない契約モンスターをカード交換をせずに戻す事も出来る事とします。

モンスターの攻撃の射程は、ライダーのバイザーと同じになります。(モンスターに”無手”は存在しません。)
また、モンスターは自身のHPを2点減らす事によって「攻撃達成値に+1」か「射程を1段階延ばす」ことが可能です。
この能力に一回の攻撃で費やせるHPは最大で<シンクロ>点までです。
(たとえば、<シンクロ>が4のモンスターならば、一回の攻撃でHPを最大で4点減らして
「攻撃達成値+1&射程+1」か「射程/攻撃達成値+2」 を選択することが可能ということです。)


サバイブ
ライダーの生き残る力となる特殊カード、サバイブについて解説します。
サバイブカードを所持したライダーは、即座に≪サバイブ≫という能力値を 6点追加します。
この6点を使用して、サバイブ専用特殊能力を得ることになります。

▼サバイブ化について
能動カード使用フェイズでサバイブカードを使用する事によってモードチェンジします。
カードを使用した瞬間からサバイブ能力の全てが起動します。(コンファインベントで打ち消すことは出来ません)
尚このカードはファイナルベントのカード枚数修正に含まれます。
サバイヴカードを起動すると、バイザーも自動的に進化します。(攻撃達成値に+1)
また、以下の能力が自動的に取得できます。

モンスタードライブ  ポイント:不要
この能力を持っている場合、アドベントカードでモンスターを使役する場合に、
「モンスターをバイクとして」召喚する事を選択できます。
モンスターをバイクとして召喚した場合、移動達成値に+1のボーナスがつきます。
ただし、この場合はモンスターは一切戦闘には参加しません。(モンスターが攻撃や防御をすることがなくなります)
また、別のカードを使用した場合は通常通り使用済みとなります。

☆移動達成値が+される場合の移動判定(HPを削る高速移動を除く)においては
移動達成値と阻止判定が同点の場合は1距離の移動成功とします。
+1で移動成功の場合は1距離、+2以上で移動成功の場合は2距離以内とします。
これは移動達成値+を効果を有するするバトラー及び対戦者の両方の移動判定に適応します。
適応:モンスター特性飛行 サバイブ効果モンスタードライブ 仮面ライダーθのサーチベントベントイン時

また、この能力を持つライダーのファイナルベントは、
ダメージ判定の際のダイスが「2の目でも振り足し可能」に強化されます。

ただし、サバイブカードを使用中に合計でHPの半分以上ダメージを受けるとサバイブ化は解除されます。
(HPが10のライダーなら、サバイブ中に合計で5点以上ダメージを受けると解除されます。HP12の人なら6です。)


サバイブ専用能力

●<攻撃力>増加  ポイント:1点上昇につき1
<攻撃力>を増加します。最大で+3までです。

●<防御力>増加  ポイント:1点上昇につき1
<防御力>を増加します。最大で+3までです。
ただし、この能力で<防御力>を8以上にすることは出来ません。

●<運動性>増加  ポイント:1点上昇につき1
<運動性>を増加します。最大で+3までです。

●バイザー強化  ポイント:1
バイザーをさらに強化します。追加強化可能なのは1ポイントだけです。
次の3つからひとつだけ選択してください。
 「攻撃達成値にさらに+1」 「射程1段階延長」  「このバイザー攻撃を[受け]る事が不可

●カード追加  ポイント:さまざま 新たなカードを取得できます。必要なポイントは≪カードデッキ≫を参照してください。

カード強化
ライダーが元から持っているカードを強化することも可能です。カード名を変更しても構いません。
ただし、「サバイブ状態だと特定のカードが強化される」だけというのを忘れないでください。
決して枚数が増える訳ではありません。

●攻撃カード強化  ポイント:1枚につき1
ソードベントシュートベントスイングベントストライクベントのいずれか1枚を強化します。
1ポイント分強化してください。この能力は通常の「最大で+3まで」などといった制限を無視して構いません。
1枚につき1ポイントしかつぎ込めません。

●ガードベント強化  ポイント:1枚につき1〜3
ガードベント1枚を強化します。<防御力>にポイント分を追加します。
通常のガードベントと同じく1回使用したら使用済みになって破棄されます。

●モンスター強化  ポイント:2〜6
契約モンスターが強化されます。ポイント2点を支払うことで、
モンスターの<戦闘><防御力><シンクロ>の全ての能力が1点ずつ上昇します。
支払ったポイント分≪モンスター≫が増加したと見なされ、
ライダーの能力とファイナルベントの数値に影響を与えます。


オルタナティブ作成ルール

ライダー特性オルタナティブ  必要点:4
この能力を取得すると、仮面ライダーは疑似ライダー・オルタナティブになり、
・能力値ALL+1(モンスター修正を含めて+2まで)
・ファイナルベントのダメージを6に補正(オプション強化は射程のみ)。
・オルタナティブ専用カード使用可能
の能力が追加されます。

オルタナティブ専用カード
これらのカードはオリジナルカード作成ルールで複合することは出来ません。

オルタナティブソードベント  必要点:3〜4 射程:近〜中
炎等を発射して中距離攻撃可能な武器を召喚します。
このカードを取得する際は、
ポイント3点で近距離達成値+2 中距離達成値+1
もしくは、
ポイント4点で近距離達成値+3 中距離達成値+1
のどちらかを選択してください。

アクセルベント  必要点:4 射程:全て
自分の好きな相手との距離を近にすると同時に、
場にいる全ての相手を任意で攻撃可能。
達成値+3
ガードベントと同様に、武器カードと併用できます。
効果は一枚で一回限りです。

ホイールベント  必要点:2
モンスターをバイクに変形させます。
このカードを使用している間、移動達成値が+1されます。
また、ホイールベント使用中にファイナルベントを使用すれば、
FVダメージ判定が2でも振り足しできるようになります。
(ホイールベントは消滅します)


おまけ:サンプルキャラクター

仮面ライダー刃襲
HP:10
バイザー:襲召刃・ブレードバイザー
≪戦闘力≫
 <攻撃力>2+2=4
 <防御力>2+2=4
 <運動性>4+2=6

≪カードデッキ≫
 「アドベント:ブレードベア」
 「ファイナルベント:シャープネスデストロイヤー」ダメージ+7(近)
 「ソードベント2:ブレードナックル」攻撃達成値+2
 「ソードベント2:ブレードナックル」攻撃達成値+2
 「ガードベント2:鋼体鉄壁」ダメージ2点軽減
 「トリックベント1:バーサーカーフェイズ」

≪モンスター≫14
名称:ブレードベア
 HP:14
 <戦闘>
 <防御力>
 <シンクロ>


おまけ・その2
ライダーの能力値を公式データに変換してみよう

これは、ライダーバトルのデータを公式なデータに変換してみようという試みです。
先に公式データを作った方の場合ですと矛盾が生じる場合がありますが、その場合は
ライダーの方が先に設定したデータを使用していただいても一向に構いません。
(こちらはあくまで一応お遊び、参考程度ということでご理解お願いします。)

●身長、体重はそのまま自由に設定します。

●最高視力、最高聴力は<運動性>×5を割り振ります(単位km)。
  (刃襲の場合は6×5=30を割り振ります。最高視力10km、最高聴力20kmにしました)

●最大速力は100m辺り7−(<運動性>÷2)秒にします。
  (刃襲の場合は7−(6÷2)=4なので、100mあたり4秒になります。)

●ジャンプ力は<運動性>×10mにします。
  (刃襲は6×10=60なので、ひととび60mとなります。)

●パンチ力、キック力は<攻撃力>×100を割り振ります(単位AP)。
  (刃襲の場合は4×100=400なので、パンチ力を250AP、キック力を150APにしました)

●アドベントカードの場合は、カードポイント×1000AP/DPとします。
  (刃襲のソードベント2:ブレードナックルは2000AP、ガードベント2:鋼体防御は2000DPです。)

●ファイナルベントのAPは、ファイナルベントの攻撃修正×1000になります。
  (刃襲のファイナルベント攻撃修正は+7なので、APは7000になります。)

●モンスターのAPは≪モンスター≫×500になります。
  (刃襲の≪モンスター≫は14なので、ブレードベアのAPは7000となります。)


「その2:モンスターのデータ作成について」に進む→
「その3:戦闘ルールについて」に進む→


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